目黒区の自転車用ヘルメット購入補助

紹介・解説

目黒区の自転車用ヘルメットの購入補助について

こんにちは、目黒区議会議員の西崎つばさ(36歳・3児のパパ)です。

10/15から、自転車用ヘルメットの購入補助制度(1個あたり2000円)がスタートしました。10/1に施行された条例に基づく取り組みの一環ですが、少し詳しく解説していきます。

目黒区では自転車用ヘルメットが必須?

そもそも、スポーツタイプでもない自転車にヘルメットなんて要るの?という話から始まるかと思いますが、結論から言うと「できる限り着用してください」ということになります。

自転車用ヘルメットの重要性

警察庁によると、自転車の交通事故で亡くなった方の約60%が、頭部に致命傷を受けています。さらに、ヘルメットを着用していない場合の致死率は、着用していた場合の約2.4倍となっており、万が一のために頭部を保護しておくことが、非常に重要であることが分かります。

別の調査でも、ヘルメットをしていれば命が助かる確率が4倍になると言われています。

警察庁HPより引用

目黒区は自転車事故の割合が高い

そして、全ての交通事故に占める自転車事故の割合が非常に高いのが、目黒区の特徴の一つです。

下記のグラフの通り、目黒区で発生した交通事故における自転車事故の割合は41.6%と、全国の2倍近い状況です。この割合は、2015年には35.0%でしたが、年々悪化しています。

法令による努力義務

さらに、実は各種の法令で、自転車のヘルメット着用が努力義務化されていたりします。

道路交通法(第63条の11):保護者は、13歳未満の子どもにヘルメットを着用させる努力義務
都条例(第15条1項):保護者は、18歳未満の子どもにヘルメットなどの安全対策の努力義務
都条例(第15条2項):高齢者の家族などは、本人にヘルメット着用等を助言する努力義務
都条例(第19条):自転車利用者は、ヘルメットなどの被害軽減器具を利用する努力義務
区条例(第15条1項):幼児を乗せる自転車は、ヘルメットなどの安全措置を講ずる努力義務
区条例(第15条2項):保護者は、監護する未成年者にヘルメットを着用させる努力義務

なんかもう、入り乱れててよく分かりませんが、要は「ヘルメットをかぶるよう努力してね!」というルールが二重三重に張り巡らされているということですね。

自転車用ヘルメット購入補助制度の概要

いかがでしょうか?ほんの少しくらい、自転車用ヘルメットに関心をお持ちいただけたでしょうか。

それでは、目黒区の自転車用ヘルメットの購入補助制度の概要について、ご紹介します。

補助対象者

ヘルメット購入補助制度の対象は、全ての目黒区居住者となります。残念ながら、区内在勤者や在学者、区内事業者の方は対象外となります。

ただ、自治体によっては目黒区のようにヘルメットの購入補助制度を設けていたり、場合によっては配布していたりする地域もありますので、お住まいの自治体の情報をご確認ください。

補助金額

目黒区のヘルメット購入補助金額は、一律に2000円となります。大人用は子ども用よりも値段が高い傾向にありますが、同様の補助金額となっています。

対象の自転車用ヘルメット

購入補助制度の対象製品ですが、ヘルメットであれば何でもいいという訳ではなく、SGマーク付きの(安全基準に適合すると認証された)ものか、同等の基準を満たすものとされています。

ただ、利用方法は後述する2通りに限定されるため、買おうとしている製品が対象なのか迷ってしまう事態は発生しないと思われます。

購入補助の利用方法(その1)

目黒区の自転車用ヘルメットの購入補助制度を利用する1つ目の方法は、区内に7店舗ある補助事業協力店(自転車屋さん)で購入するものです。

お店で運転免許証など住所の確認できるものを提示すると、販売価格から2000円を差し引いた値段で購入することが可能です。

なお、補助事業協力店は以下の7店舗です。

富山サイクル目黒区駒場1-44-10
祐天寺サイクル商会目黒区上目黒4-12-7
曽我自転車店目黒区上目黒2-49-20
松﨑自転車店目黒区五本木2-11-6
目黒サイクル目黒区目黒1-6-23
(有)鷹番町鈴木サイクル目黒区鷹番2-14-8
サイクルショップオギヤマ都立大学店目黒区八雲2-8-2

購入補助の利用方法(その2)

目黒区の自転車用ヘルメット購入補助制度を利用する2つ目の方法は、全日本交通安全協会のホームページから申し込むものです。

一見ヘルメットには見えない「カポル」という製品のラインアップが並んでおり、代引きで配達された際に、2000円差し引かれた金額を支払うという仕組みになります。

価格帯は7000円~8000円程度ですが、今なら10%OFFキャンペーン実施中とのこと。定価から10%引かれて、さらに2000円の補助が適用となると、けっこうお得です。

私も少しネットショップを見回ってみましたが、よほどのセールでない限り、全日本交通安全協会のサイトから目黒区の補助制度を使う方が安いと思われます。

ただし、申込みがFAXのみという、時代に超逆行したフローになっている点が残念です。

購入補助はいつまで使えるの?

目黒区の自転車用ヘルメット購入補助は、300個分の予算(60万円)が確保されており、現時点では「300個に達するまで」が補助期間とされています。

ただし、10月14日の都市環境委員会の議論では、「それを超えた場合は財政担当と相談する(≒追加を要請する)」という見解が示されていますし、そもそも区の条例を根拠とした施策の一環ですので、一回限りで終わることは考えづらく、当分の間は続くと見て良いかと思います。

ただし、新型コロナの影響など、目黒区の財政も不安定な要素を抱えていますので、何があるかは分かりません。

気になった方は、早めにお申し込みいただくことをお勧めします。

最後に

繰り返しになりますが、まだまだ「やっぱり普通の自転車にヘルメットはやり過ぎでしょ」と考える人の方が多数派だと私も思います。

しかし、バイクのヘルメットや自動車のシートベルト、飲酒運転などのように、法令改正も含め、かつての常識が現在の非常識になってきた経緯があります。

自転車のヘルメットがどうなるか、現時点では判断がつきませんが、少なくとも万が一の事故から命を守るためには有効なアイテムであることは間違いありません。

せっかくの補助制度ですから、少しでも多くの方にご利用いただくとともに、自転車のルールやマナーがきちんと守られ、乗る方もそうでない方も、安心して街を通行できる環境を作っていくことが今後の大きな課題です。

とりあえず 「自転車は道路の左側を走る!」 ここからです。