目黒区の公園の老朽化

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閉会中の議会は寂しいもので、特に目立ったイベントもありませんでしたので、今日のレクの備忘録を上げておきます。

実施計画26番、公園等の改良についてレクを受けました。(資料はこちら
目黒区は、老朽化した公園等の施設71ヶ所(うち公園は24ヶ所)を改良するとしており、公園のみに焦点を当てると、平成26年の調査結果において全体的改修が望ましい16ヶ所を設定しています。

全体的改修とは、いわばリニューアルですが、ただ遊具などを入れ替えるだけではなく、近年厳しくなった新基準をクリアしなければなりません。結果として、設置できる遊具が減ってしまい、以前より寂しい印象になったという声も寄せられているようです。
また、特に費用がかかるのがバリアフリー対策で、車いすを考慮した傾斜の基準が厳しくなっており、土台に手を入れなければならない場合もあるため、コストがかさむとの事でした。

ところで、実施計画を見てみると、毎年1公園ずつ改良を行うことになっていますが、このペースでは到底追いつきません。単純計算でも全て終えるのに16年かかり、当然その間に別の公園が老朽化していくのですから、当たり前ですよね。(なお、目黒区には公園が80ヶ所あります。)言うまでもなく、緊急財政対策でも一部先送りされました。担当部署としても、本来はもっと予算要求して進めたい所ですが、財政上の理由から困難なのです。

実は、先の一般質問の後追いで目黒区の建築系事業を追っているうちに、毎年1園ずつ、1億円あまりの予算を積み上げているこの事業が気にかかり、レクを受けることになったのですが、結果的にはシロと言え、むしろ目黒区の財政の深刻さを再認識する結果となりました。あらためて、区有施設の見直しをチェックしていきたいと思います。

では、これから「若手市議会議員の会」の会合へ行って参ります。