危険なブロック塀(都市環境委)

情報公開

2020.7.8 都市環境委員会(議事次第

報告事項

1.都市マスなどの改定延期(資料

新型コロナウイルスによる影響で、基本構想や基本計画の改定が延期され、他の補助計画なども改定延期となっていることの一環で、都市計画マスタープランおよび交通バリアフリー推進基本構想の改定を1年後ろ倒しにするものです。

これにより、都市マスは2023年3月、バリアフリーは2022年3月に改定される見込みです。

2.原町1丁目7・8番地区(資料

西小山駅前の再開発において、6/23に事業組合が認可され、7/11に設立される見込みとなり、今後の予定などが報告されました。

これまでの方向性に合致したもので、駅前に隣接するエリアに共同化建築物を建てていく動きが具体化していくことになります。また、今まで示されていなかった新たな点として、駅とは反対側に広場が設置されることになっています。

なお、クラフトヴィレッジについては、大問題が発生した後に解体され、現在は人々が使う広場として活用されていますが、これについても新たなイメージが示されました。こちらについては、期待を込めて別記事にする予定です。

地元民として、引き続き注目させていただきます。

3.地籍調査(資料

区内の土地と道路との境界を確定させ、震災後の復元等の迅速化を目的として、継続的に行われている地籍調査についての報告です。

これまで全体で7.6%、木密地域では30%あまりの進捗が見られ、今年度も4地区で進めていくことになっています。

時には、境界線の確認にご納得いただけないケースもあるとの事ですが、7~8割は了承いただいているとの事でした。

4.ブロック塀等基礎調査の結果(資料

2018年の大阪北部地震で、倒壊した塀の下敷きになって死亡者が発生した事故を受けて、区内のブロック塀などを点検する調査の結果報告です。

2万8千箇所の塀のうち、危険性が高いとされたのが0.2%にあたる47箇所、要注意とされたのが4.5%にあたる95.3%となっています。

これらに対しては今後、除却や建て替えなどを促していくことになりますが、補助制度は最大50%ですので、最後は所有者の判断となりますので、区の努力や工夫が求められます。

また、問題ないとされた箇所についても、適切な維持管理をお願いする観点から、点検のチェック項目などを案内する資料を配布していく予定です。

5.マンション管理状況の届出制度(資料

東京都の条例施行に伴い、対象となるマンションの管理状況が届出制となったことを受けて、事務処理特例を受けた区が対応していくことになっているものです。

今後、管理状況の確認や助言を行っていくほか、対象606件のうち、6月末までに届出があったのが15%にあたる91件にとどまっているため、期限となっている9月以降は未届けマンションへの督促もしていかなければなりません。

なお、併せて区内のマンションに関する基礎調査の結果概要も報告されています。

情報提供

1.都の都市計画の原案(資料

都の都市マスを具体化するための都市計画の原案が示されたという情報提供で、今後は公聴会や縦覧期間が設定されていきます。

目黒区としては、目黒駅前の計画に目黒区のエリアが含まれたことや、林試の森周辺の計画が大幅にエリア縮小され、目黒本町・原町・洗足の防災街区に収れんされたことなどが影響する部分となっています。

2.都営住宅の入居者募集(資料

都営住宅の入居者募集について、8/17~25に資料配布、8/28必着での申込となることの情報提供です。戸数などは資料に記載されることになっており、現時点では分かりません。

3.羽田新経路の検討会(資料

国交省の方で動いている「羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会」の第1回が開催されたという情報提供です。

資料の他、こちらのページで議事概要を見ることができますが、これまでの取り組みの確認程度で、本格的な動き(があるとすれば)は今後となります。