どうなる?駒場の国有地(特別委員会)

情報公開

2018.7.13 目黒区総合戦略等調査特別委員会(議事次第

特別委員会の開催日。報告事項は1件のみですが、なかなかヘビーな案件です。

報告事項

1.国家公務員駒場住宅跡地(資料

駒場東大駅前にあり、現在は閉鎖されている官僚宿舎の跡地について、今後の検討の進め方が示されました。1万平米を超える、広大な国有地です。

資料では「行政課題に対応できる可能性」と固い言い方ですが、保育園や特養、障害者施設、学童や児童館など、区に不足している様々な施設を整備するのに十分すぎるほどの面積です。また、単に課題解決だけではなく、駒場のまちの魅力を高める視点からも、様々な活用方法が考えられます。

一方で、土地の利用について様々な制約もあります。

まず、ほとんどの接道が4m程度であり、周辺の道路状況を考えても開発許可の対象にはなりえず、一体的な整備に限界があること。また、エリアのほとんどが第一種中高層住居専用地域であること。

さらに、現行制度では国からの定期借地で対応できるのは社会福祉施設のみであること。区が取得してしまえば活用の幅は相当広がりますが、購入には単純計算で70~80億円はかかるとの事で、現実的な数字ではありません。

上記の制約などを踏まえて、今後、有効活用について検討が進められます。

個人的には、定借で対応できる部分は社会福祉施設を整備し、残りをオガール的なPFI手法で、民間を徹底的に活用するのが理想的ではないかと思います。

制約があるとは言え、確かに夢のある話なのも事実です。

区も「保育園などを整備して終わり、にはしたくない」と言っているところですし、議論を重ねながら、良い道が探し出せるよう期待したいと思います。

資料配布

オリパラ記念貨幣(関連サイト

オリパラの記念貨幣についての資料が配られました。1万円金貨で12万円となかなかのお値段ではありますが、この機会にご検討してはいかがでしょうか。