「虐待防止」から「愛護」へ

東京若手議員の会、児童虐待防止プロジェクトチームが企画した講演会に行ってきました。講師は、PT発足直後の講演会でもお話を頂いた辻由起子さんです。

辻さんの上京に合わせて開催された講演会ですが、結成後2年を経たPTにとって、ハッパをかけられるような素晴らしいお話でした。印象的だったのは2点。

・現在がいちばん子育てしづらい
これまでの社会状況を見ていると、今が最も子育てしづらくなっているというのです。それは社会の意識だけでなく、コミュニティの繋がりの希薄化もそうですし、SNSの影響もあるでしょう。

少子化が指摘され数十年にわたって社会が取り組んできた対策が全て間違いだったとは言いませんが、少なくとも子育てをしやすい環境という意味では、相当にトンチンカンな方向に行ってしまっているようです。

・虐待防止ではなく「愛護」
PTでは、2年前の講演会からずっと、チーム名を変えた方が良いという議論がされてきました。最も必要なのは虐待発生後の対応強化ではなく、悩みや苦しみを抱えた親を支えることであるという認識からです。

いまだに「虐待する親が悪い」と一貫して叩く風潮が消えていませんが、辛い状況にある親を支える社会にしなければならない。それには「虐待防止」ではなく「愛して護る」のだという言葉に、全くその通りだと思いました。

完全に受けうりですが、専門知識があっても、心がなければ救えません。目黒区でも開始したネウボラ系事業においても、また今後の設置が検討されている児相についても、多少型破りでもいいから心に届く方法で子ども家庭を支えていかなければなりません。