イクメン!

最近、「民衆の敵」という篠原涼子さんが主演のドラマがスタートしました。これまでにも政治を扱うドラマはあったものの、地方議会をテーマにしたものは珍しく、業界でも注目されています。

今日は、その撮影の舞台となった千葉市議会にお邪魔して、関東若手市議会議員の会の千葉ブロック研修に参加してきました。いくつかテーマがあった中から、イクメン施策についてご報告します。

担当者の方も仰っていたので、あえて書きますが、イクメンという言葉には様々な印象を持つ方がいるかと思います。ざっくり3つに分類すると、「そうだ、男性も育児に積極的に関わるべきだ」という肯定派、「男性は外で働き、女性は家を守るものだ」という伝統的価値観に基づいた否定派、「男性が育児で役割を果たすなんて当たり前で、イクメンという言葉そのものが良くない」という急進派となるでしょうか。私は急進派に近いと思います。

ただ、社会の環境は全く追いついていないのも事実であり、千葉市は、男性が積極的に育児をできるように促す施策を行っています。

1.プレパパママ講座
母親と父親で協力して子育てをする意義を、ワークショップなどを通じて理解してもらう講座です。沐浴などの具体的な指導を行う保健福祉局の講座と異なり、心構えを身につける講座という位置づけです。
毎月1回開催されており、各回の定員は18組。参加費無料です。ここ3年の参加人数は172人、234人、309人と増加傾向。

2.パパスクール
全4回の連続講座となっており、未就学児の父親を対象に、精神面から実践面までを学ぶもので、SNSを活用したネットワークづくりもサポートしています。市内の男性保育士に参加してもらうといった工夫がなされています。定員は20名で、今年度ついに定員に到達したとの事です。

3.イクメン応援イベント
親子で楽しめるイベントとして、絵本の読み聞かせライブを実施し、父親たちが絵本に音楽をつけて、演奏や読み聞かせなどを行うものです。年1回の子育てフェスティバルの中で開催。

ここまでの3つは、ファザーリング・ジャパンに委託されています。

4.イクメンハンドブック
身体的な変化がない男性にも、出産前から父親としての心の準備ができるよう啓発するものです。

5.男性の育児休業取得促進奨励金
私が最も注目した事業です。偶然ですが、先日のユースラリー講演と完全にリンクするものですね。
千葉市内の中小企業(従業員300人以下)で、男性が10日以上の育休を取得した場合に、企業には20万円、従業員には5万円の奨励金を支給するものです。この3年間で、最初は3件、2件と苦戦していましたが、今年度は9件が取得見込みとの事で、少しずつ広がっています。
本来は国が率先してやるべき話だと思いますが、熊谷市長のリーダーシップなのでしょうか、先進的な取り組みが進められていることに敬意を表したいと思います。

なお、上記のイクメン施策にかかる費用は、平成28年度決算で172万円、平成29年度予算で230万円。千葉市の財政規模(一般会計で4000億)を考えると、決して大きな金額ではないと言えます。しかし、「男性の育児支援は最もレバレッジが効く」とは、ファザーリング・ジャパンの安藤さんから以前聞いた言葉。

以前に私が議場で提案した際には、かなり流された感がありますが、今後の目黒区の子育て支援を考えた時に、コストパフォーマンスの高い施策となる可能性はじゅうぶんにあります。今日の研修を活かして、さらなる政策提言につなげたいと思います。