バス・コミュニティ

今度は群馬県桐生市。若手市議会議員の会の研修に、関東中から仲間が集っています。

今回学ばせて頂いたのは、低速電動バスによる交通弱者対策で、同時に地方創生と低炭素社会も目指されています。

低速電動バスと聞いても、最初はピンと来なかったのですが、これは最高速度を19km/hに設定することによって、緩衝装置や車体の堅牢性、座席強度などの緩和措置が適用でき、コストを相当低く抑えることを可能にしているものです。なんと、1台わずか800万円。通常のバスであれば6000万円かかるとの試算もあるそうです。

事故率が低いという分析があるだけでなく、歩行者や自転車に近い視界となり、雨が降っていなければ覆いすらない開放的な車上スペースのため、それ自体が名物化するという観光的なメリットも得られます。また、白ナンバーなので誰でも運転することができ、レンタル・リース事業も行っているため、「わ」ナンバーが取り付けられています。

さらに、路線バスの入らない地域を運行させると、事前に利用について話し合うなど、これまでにないコミュニケーションが生まれているそうです。コミュニティ・バスではなく、バス・コミュニティですね。他にも、介護施設に入所しているご高齢者に乗って頂くなどの試みがなされているそうです。

もともとは群馬大学による研究から始まった実験的な取り組みですが、富岡製糸場など、別の地域にも広がりを見せています。目黒区でそのまま導入できるとは言いませんが、今後の大きな可能性を感じさせるものでした。

地方創生。全国で独創的なチャレンジがされています。目黒区も安穏としてはいられませんね。