ハニービー・プロジェクト

西崎つばさの活動

研修ラッシュもいよいよ終盤。本日は、若市議東京ブロックの江東区研修でした。

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テーマは2つ。五輪競技の実に3分の1が行われる江東区における新たなまちづくり事業と、庁舎の屋上で養蜂に取り組む「ハニービー・プロジェクト(ハニプロ)」についてです。

特にハニプロについて触れたいと思います。自治体が養蜂をするのは全国的にも珍しい例で、東京では他に清瀬市が行っています。
江東区では今年度から、ちゃんと採れるかどうかも分からない状態でスタートしたそうですが、既に100Kg以上のハチミツが収穫できているとの事。500gの瓶を500円で売っているそうですから、利益も出そうなペースです。

この都市型養蜂は、民間レベルでは数多く取り組まれており、「目黒でも出来るのかな?」と思ったら、既に自由が丘で「丘ばちプロジェクト」が存在していました。
実は私も知りませんでした。不勉強ですね。。。

素晴らしい取り組みだと思いますが、一方で、区がこの事業を手がける理由付けが難しいと思いました。江東区の場合は、「環境にやさしいまち」を目指すCIGビジョンの一環として位置づけられていますが、これも正直やや「こじつけ感」があります。
ただ、今後はNPO設立なども視野に入れており、利益が出るのであれば環境保全の取り組みに回すなど、良いサイクルを築ければ、いっそう意義のある事業になるでしょう。

さらにこの事業は、江東区の職員等提案制度で最優秀賞を受賞して実施されたという点も着目すべきです。職員のアイディアを募り、それが実現するという仕組みは、モチベーションや政策能力の向上に大いに寄与すると思います。
目黒区にも以前は「政策づくりチャレンジ制度」というものがあったようですが、平成20年以降は途絶えていますので、同様の手法を議会で提案してみたいと思います。

なお、今回は座って聞くだけでなく、議員間のワークショップも開催しました。

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いつも以上に議論が深まり、非常に面白い試みでした。東京ブロックでは事務局に入り、企画側に回っていますので、今後も切磋琢磨できる場を考えていきたいですね。