3定2日目、離党についても。

情報公開

定例会2日目、一般質問の続きです。
・議事次第
・質問通告(本日分)

他の議員の質問にどうこう言うのは適切ではないと思いますのでコメントは差し控えますが、行政に対しては、やはりもっと攻めの姿勢が欲しいなぁと思ってしまいます。数多くの分野で、他区に先行されています。

それだと終わってしまうので、珍しく党についてコメント。山尾志桜里議員の離党について。

まず、山尾議員は非常に優秀な方だと思います。経歴もさることながら、普通は地方議会で取り上げられるような待機児童の問題を、国会で正面から論じた功績は非常に大きいです。その後の保育園等に関する国の動きは、間違いなく加速しました。エリートと呼ばれる階層で、この問題を取り上げた政治センスも光ります。

さて、本人が不倫疑惑を否定している以上、離党の必要はなかったと私は思います。本当に事実無根であるならば、堂々とそう主張すべきで、このタイミングでの離党はさらなる世間の憶測を呼ぶだけでしょう。

党としても、代表選で白票を投じた国会議員が存在し、次の離党組が懸念される中で、一議員どころかホープと目され幹事長の可能性まであった人間を守れないという、組織の崩壊ぶりを露呈させるだけだったのではないでしょうか。

もし報道が事実であったとするならば、それは問題外ですが、少なくとも現在までの対応としてはチグハグ感が目立ちます。前原新体制に期待していただけに、党員として非常に残念です。

一方で、ネットを中心とした人民裁判のような論調にも辟易とします。客観的に見て(ある意味では内部なので難しいかも知れませんが)、指摘すべきは丁寧な説明・会見を行っていない(質問を受けなかったなど)点であり、不倫疑惑の真否や当事者の家庭事情、さらには本人の心情を代弁するかのような記事・コメントは読んでいて不快になります。

蓮舫議員の秘書時代から経験していますが、ネットの論調は大部分(直感で8割くらい)が事実誤認やピントずれなど、議論のために取り上げるには価値の低い「感想文」です。(ただし、中には鋭い意見があることも付言しておきます。)発信するのは個人の自由なので構わないのですが、それによってテレビなど他のメディアの論調や構成まで影響を受けてしまうのは、気骨のない報道姿勢だなぁと思ってしまいます。そして、そこから今度は世論まで作られてしまうのであれば、ある意味で非常に怖い状態ではないでしょうか。

「根拠にもとづく政策決定を」と主張する行政や議会が出てきている中で、有権者が「空気で判断」するようになってきているのだとしたら、こんな不幸はありません。

私も、議会で訴える際にはきちんと論拠を準備しているつもりですが、それを区民に伝えることが少しはプラスになるでしょうか。それとも、「どうせ西崎だから」と受け流されてしまうのでしょうか。これは大いなるチャレンジ・戦いです。

かなり話が逸れた気がしますが、こんなところで。