議会報告会の悩み

西崎つばさの活動

一昨日は、本会議が終わった後に早稲田大学へ。LM地議連の定例勉強会で、議会報告会についての事例を学んできました。IMG_4928

既に日本全体の半数近くの自治体で議会報告会が開催されていますが、課題はマンネリ化。いつも同じような報告だったり、来るメンバーが一緒だったり、陳情合戦になったり、言いたいことだけ言いに来る強硬派の方がいたりと、それぞれに悩みを抱えています。

そんな中、東村山市では年4回(!)、つまり定例会が終わる毎に議会報告会を実施しており、ワークショップ形式や車座形式など、様々な工夫が試みられています。

飛び出した名言は「(報告会では)議会だよりを読めば分かる事は、要らない。」

何の条例改正が成立したとか、いくらの補正予算が通ったとかよりも、議員とはどういう人間なのか、議会は何をしているのかという素朴な疑問を持って参加される方が多いのではないか、という問題意識です。

確かに、議員も真面目に議会で審議している(人が多い)ので、こういった場で報告したい事が沢山あるのも事実ですが、それが住民のニーズとかけ離れていては仕方ありません。反省しなければなりませんね。

議会・議員と住民の距離が近づくことは、それだけ選挙の際の目が厳しくなるという事であり、私は歓迎すべき事だと思います。その地域の政治レベルを引き上げるのに貢献してくれるでしょう。ただ、嫌がる議員も多いのが現状です。

ここまで話してきましたが、「当然ながら」目黒区議会は議会報告会を実施していません。早く周回遅れの状態を抜け出したいものです。研修に参加していて、いつも本当に恥ずかしい限りです。