埼玉での政策コンテスト

西崎つばさの活動

埼玉県越谷市へ。ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟の埼玉勉強会へ参加してきました。車ですと、1時間もかからないで行けるものなんですね。

今日は、マニフェスト大賞のローカル版として、埼玉県内の優れた取り組みをプレゼンし合い、最後は投票で優秀賞を決めるという政策コンテストです。法政大の廣瀬先生とMURCの西尾さんをコメンテーターに迎え、議員や市民団体など計11組が発表を行いました。メモがてら記します。

越谷市の福田議員からは、豪雨災害を受けての政策提言の報告。ポンプなどの排水能力を引き上げるのは時間も予算もかかりますが、排水ポンプが稼働しているかを確認できるパトランプの設置や周知、メンテナンスの問題など、いますぐ可能な対策を提案し、採り入れられました。

草加市の井手議員、若者介護に関する提言。日本の介護の仕組みが、被介護者を支えることに重きが置かれている中、介護者、特に若い介護者に着目して、問題の発見や解決を提案しています。

三芳町の山口議員、議会報告会についてのプレゼン。どこも課題が出てきている議会報告会について、政策形成サイクルに組み込むことを計画しています。

所沢市の桑畠前議長。補正予算を減額修正した経過の報告がありました。

戸田市政策研究所。いっときブームとなった自治体シンクタンクの先がけであり、今でも政策企画および研究の重要な役割を果たしています。市長の公約の進捗管理や行政計画との整合性の確認も行っているそうです。鍵はPT、WT形式で職員を巻き込み、人材育成の機能も担っている点であるとコメンテーターより。

以降は市民団体系が続きますが、政治や選挙に若者を巻き込んでいく仕掛けや、市民が議員と対等に意見交換できるプラットフォーム、さらには市民と議員の統一マニフェストづくりなど、お任せ民主主義を乗り越える取り組みが報告されました。市民も「丸投げダメ出し」型ではダメだという廣瀬先生のお言葉が印象的でした。

さて、投票の結果、グランプリは同票数で2組、若者介護の井手議員と、市民団体の「フラット」が選出されました。若者介護については、私も今まで問題意識がありませんでした。他の事例も含め、やはりTTP。引き続き勉強させていただきます。