資源泥棒

西崎つばさの活動

毎晩、消防団から町会へと夜警のハシゴ。毎年恒例ですね。

さて、これは先週の話ですが、自宅のすぐ近くの路上で、資源の持ち去りと思われる現場に出くわしました。IMG_4358

日曜日の22時半に正規の業者が回収に来る訳がありませんから、クロの疑いが限りなく強いです。ナンバーも撮影しておいたので、区の担当部署には連絡しておきました。

資源の持ち去りは、全国的に問題となっているようです。

これは古紙だったのですが、目黒区の場合、業者は町会単位での収集量を区に報告し、区はその分の報奨金を町会に支払っています。一方、業者は、お金の流れだけで言えば区を通さず、回収した資源の売却益を手にしています。

つまり、リサイクルを推進するためのインセンティブとして、区は町会に報奨金を支払っている形になります。

資源の持ち去りが発生すると、区の支出は減りますが、町会も業者も資源を横取りされることになり、まさに泥棒という言葉がピッタリ当てはまります。

報奨金が全てではありませんが、制度を活用して真面目に資源の回収を呼びかけている方々を嘲るような行為で、決して許されるものではありません。
もし不審者や車を見かけることがありましたら、ご連絡下さい。

一方で、区の条例の限界も感じずにはいられません。現在は、持ち去りに対して氏名の公表が最大の罰則規定で、それ以上咎めることはできません。しかし、解釈によっては窃盗罪が適用される可能性もあります。より効果的な制度を検討する必要がありそうです。