議員インターン報告

駒沢大学法学部1年 中村茜

■ 18 歳選挙権について
 インターンシップ開始前は、政治の仕組みや政党、政策について詳しい知識がない、また、そういった教育が制限されている状態で未成年が選挙権を持つことは危険だと考えていた。
 インターンシップの経験を踏まえて、今回のような政治に自分から関わる機会を持ち、目の前で政治が動いている姿を見て、それが他人事ではないと強く感じ、政治に対する興味がより大きくなったので、危険性はあるが、選挙権を持つという形で政治への興味につながるのではないかと考えが変わった。その上で、インターン中に自分の地元についてしばしば質問を受けることがあったが、自信を持って正しい情報を言えなかったので、学校でもう少し自分の住んでいる地域社会について学ぶ機会を設けることで、知識の蓄積と政治への興味が湧くのではないかと考える。

■ 自分が議員だったら…
 私がインターン中に関わっていたのは目黒区であったが、そこでしばしば話題に上がっていたのが、待機児童数が都内で上位であるにもかかわらず、保育園の建設に反対運動が起こっている問題であった。また、議会の傍聴の中でよく論点となっていたのは、職員の離職が多く、高齢化が進み多様性も求められている介護サーピスの問題であった。
 もし私が議員であったら、地域の福祉という面から、保育園と介護施設の併設を政策として提案する。この仕組みは都内でも近年増加傾向にある。生命力溢れる子どもたちと過ごすことで高齢者の活力に繋げるとともに、職員においても提携を深めることで助け合いが期待できる。また建物が1つでいいので、今後、建設や改築の際に地域に及ぼす影響、そして財源の面での負担も少なく出来ると考える。

■ 活動について
 主に議員さんと行動を共にすることで、その活動内容とそこから政治の現場を知り、事務所では事務作業を行っていた。また議員さんは日々の活動をブログに掲載なさっているので、そこに掲載する写真の撮影も行った。
 活動の中で特に印象に残ったのは、陸上自衛隊の富士総合火力演習を見学したことと、衆議院議員会館で蓮舫議員にお会いし、国会議事堂の見学をした事であった。前者は、普段絶対に見ることができない実際の戦車の姿や砲撃の爆風を肌で感じ、日本の国防能力の高さを肌で感じた。後者は、国会は昔来たことがあったが、政治をきちんと学んでから見学すると、その仕組みがよくわかり、国会中継に興味が湧いた。また、実際に国会議員にお会いし、激励されたことで、今が政治についてしっかりと学ぶべき時だと強く感化された。

■ 今後について
 活動する中でわからない仕組みや用語について、時に議員さんが説明を行ってくださり、また、目の前で政治が動く姿を見たことで、正しい知識と自分意見を持つことができたので、この経験から得た意欲を、今度は地元の議会に傍聴をしに行ってみる等、継続させていきたい。
 活動をきっかけに時事問題について調べるようになったが、なかなか自身が持てず言いだすまでに時間がかかったので、今後ゼミでのディベートなどで活発な議論ができるよう、政治だけでなく、時事の勉強もすることで多角的な知識を自信に繋げる。