変化した印象、生まれた考え

東洋大学 T.A.

私は、大学1年生の時に議員インターンに参加した。自分は理系の人間で、教師を目指しており、政治に興味もないし、それに関わる仕事に就きたいわけでもない。先輩にインターンを勧められても、正直行く気はなかった。最終的には言いくるめられて参加することになったが。

高校3年生の時に選挙権を与えられ、確か2回選挙があり、1つは区議か何かの選挙、もう一つは知事選だったと思う。両方行ったが、急に投票できるようになっても正直困ったし、正直誰が当選するかどうでもよかった。毎日のようにニュースでは、カネの問題で政治家が追われていて、その人が辞めたら、次の人がまた別の問題で追われていた。知識も何もないけど、「政治家なんてみんな同じだ」と考えていた。

しかし、目の前でそれを否定したのが西崎議員だ。

自分の中では、政治家=不透明な印象があったが、活動費の提示や領収書まで見られるようにしている西崎議員は、自分の政治家像からはかけ離れて見えた。それも自分で一枚一枚スキャンして、ネットにあげている姿は、いい意味で政治家らしくなく、とても驚いた。

さらには、地域の野良猫、地域猫について聞きたいと区民から問い合わせがあれば、直接話を聞きに行き、親身になって話を聞いていた姿にも驚いた。予算についての会議をしていた人間が、今度は野良猫の問題を尋ねに行く。議員とは多忙であると感じると同時に、本当に困っていて、問題になっていることの解決へ努力する姿に、正しい政治家の姿を見た気がした。

参加後の感想としては、貴重な体験をさせて貰えたし、初めて知ることもたくさんあった。西崎議員は、自分に目黒区の多くの問題を示し、それに対しての考えや解決策を教えてくれた。それに対して自分は、行動できることは少ないと思うが、考えを持つことから始めていきたいと思う。新聞等の情報に触れるなどのことからやっていこうと思う。

このインターンでは、自分の政治への印象を変えることができた。そして、これからは、自分は理系である言う固定概念にとらわれることなく、政治にかかわろうとする姿勢をもっていきたいと考えている。