アイラブ下北沢

西崎つばさの活動

昨日の続きです。

2コマ目は下北沢のインバウンド対策について。と言っても、パイプドビッツさんの系列である企業さんが、下北沢の地域に入り込んで、第3者の立場から進めている地域振興の全容についての話を伺うことができました。
・アイラブ下北沢サイト

下北沢と言えば、住みたい街ランキングの常連ですし、何も不自由はないというイメージがあったのですが、乗降客数だけ見ても、1991年からほぼ下降の一途を辿ってきたとのデータは意外でした。特に、駅が地下化された後は減少に拍車がかかっているようです。さらに、駅周辺にいくつも存在する商店街同士の連携が取れていない時期が続いており、そこに横串を刺したのが株式会社アイラブさんでした。

第3者ということで、気がねなく各商店街を結びつけたイベントを打ったり、地域密着SNSを通じた情報発信を行っています。また、平成25年度から3年連続で中小企業庁の事業を活用し、27年にはインバウンド対策のための調査を実施し、具体的な提言に結びつけています。なお、その概要は以下のページでご覧になれます。
・政治山サイト

表向きだけ見ると、「色々な試みを企画して頑張っているな」だけで終わってしまいますが、ここにたどり着くまでの苦労は相当なものであったと思います。いきなり他所から入ってきた人間が地域の信頼を得るのは、並大抵のことではありません。甲府での研修で聞いた、ビル丸ごとリノベーションの例が思い出されます。

なお将来的には、下北沢だけでなく、様々な地域での事業立ち上げも視野に入れているとのこと。アイラブ武蔵小山もアリでしょうか。区境だけに、第3者の役割も大きいかも知れませんね。