クロノゲート視察

西崎つばさの活動

区議会の議連で、ヤマト運輸の物流拠点である「羽田クロノゲート」を視察してきました。

私もかねてから行きたいと思っていたのですが、オープン当初は1年先まで見学の予約が取れないような状況で、長らく希望を叶えることが出来ていませんでした。

ヤマトと言えば、昨今の取扱量増加と現場の過酷さが話題となり、この度の春闘でも、料金の値上げや取扱時間の見直しなどを行うことが決定されたばかりですね。ある意味では良い時期に訪れることができました。

建物内は写真撮影が禁止ですので、なかなかお伝えするのが難しいのですが、1時間に最大4万8千個を仕分けられるコンベアーに、機械制御で次々と荷物が載せられていく様子は、感動すら覚えました。同時に、これだけの設備があっても現場が疲弊してしまうのは、やはり人にかかる負担が原因なのだと思い知らされます。

また、この施設では、ただ荷物を仕分けるだけでなく、グループ企業の様々な事業が行われています。

契約したメーカーの商品の修理や、医療機器の洗浄。キッティングと言われる、納品するPCの設定作業や、ストックしてある商品の発送、さらには通関業務まで。荷物を預かる&届けることを超えた、その先のサービスを展開していることが非常によく分かりました。

さらに、事業者横断的に使用できる荷物受け取りロッカー「PUDOステーション」の説明も頂きました。再配達が大きな課題となっている中で、5000台の設置が目指されていますが、現在は170台くらいだとか。これ、公共施設などに置けないですかね。

ECコマースではドローン配達なんて案も検討されているようですが、やはり人が介在しなければならない仕事。期待通りの素晴らしい視察となりました。