区議会の稼働率は13%!?

西崎つばさの活動

決算特別委員会2日目。総括質疑の途中からです。その後、歳入に関する質疑が行われ、メインとも言える歳出の各項目に入っていきました。

私の最初の質問は、議場の稼働率についてです。
目黒区議会には、本会議場が1つと委員会室が4つ、その他にも会議室や談話室がありますが、今回は使用状況の補足がしやすい、議場と委員会室に焦点を当てました。

会議が行われるのは平日のみで、丸一日使う場合もありますから、まずは平成27年の平日をカウントし、5をかけます。すると、245日×5室で、1225コマが利用可能となります。

次に同年の会議の数をカウント。すると、165/1225=0.1346・・・となり、四捨五入すると13%となります。稼働率13%ということですね。

また、「本会議場は作りが特殊なので、用途が限られるではないか」という指摘に対応するため、委員会室のみの稼働率も計算しましたが、145/980=0.1479・・・となり、稼働率15%です。

上記の数字から分かるように、「区有施設の見直しが大きな課題だ」と誰もが口を揃えて言っている中で、区議会は最も使われていない、遊んでいる施設の一つなのです。

だからと言って、部屋を減らすことは議会の運営上難しく(委員会開催日をバラバラにすれば可能ですが非現実的)、逆に必要のない会議を増やすことはさらなる無駄な時間や人件費を発生させますので、あとは空いている時間を活用するしかありません。そこで、職員に会議などで使ってもらったり、場合によっては区民に貸し出すような事も考えられます。

しかし、現在のルールでは、全議員が出席するような会議(土地開発公社など)でしか、議会以外での使用が認められていないようです。区議会事務局長の答弁によると、以前の庁舎では職員が使うこともできたとの事ですので、「議員にしか使わせない」というのではなく、広く活用してもらうようなルールをあらためて検討すべきだと思います。

(以下、各委員の発言項目メモ)
<歳入>
・寄付金
・税外収入
・ネーミングライツ
・総合庁舎の目的外使用料
・ウエディング事業

<総務費>
・婚活事業
・施設の長寿命化
・耐震診断
・新有権者の投票率
・コミュニティ政策
・特殊詐欺被害状況
・災害用トイレ
・公衆電話(防災の観点から)
・消防団
・感震ブレーカー
・テロ対策
・施設見直し方針
・ホームページのアンケート
・区報
・インスタ活用
・震災時協力井戸
・避難所運営協議会
・震災時の水の確保
・消火器増設
・福祉避難所の明示
・防災士の活用
・防犯カメラ
・まちづくり懇談会
・選挙啓発、臨時投票所