情報公開は行政改革の第一歩。

情報公開

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政策レポート第2弾(リンクです)を作成しました。本文をこちらに転載します。

民主党政権で話題となった事業仕分けですが、仕組みそのものは現在でも引き継がれています。それが「秋のレビュー」です。役所の事業の中身やお金の流れをシートに書き起こし(→情報公開)、その一部は公開プロセスという形で、役人と有識者での検証・議論が行われています。

上の表は、国交省の基金事業についてのシートです。抜粋ですので、少々わかりづらいのですが、25年度までの3年間の事業費が33億、16億、11億円という推移であるにも関わらず、26年度当初の残高が約188億円も残っており、この年だけの事業費で、約189億円を使うという見込みを出してきたのです。役人も、さすがに無理があると分かって書類を作成しているはずです。

つまり、役所にとって不都合な情報だろうと、それを公開する仕組みを整えておくことで、無駄なお金の流れが明らかになるのです。結局、この基金からは約136億円が国に返納されることになりました。シートの全容はこちらからご覧頂けます。他にもツッコミ所が満載ですので、いちど目を通されると面白いかも知れません。

さて、やはり目黒区にも、このような徹底した情報公開の姿勢が必要ではないでしょうか。また、少し違う切り口ですが、先日のブログでも、目黒区の認可保育園に関する情報公開の不足が一因となって、親御さんが大変な苦労をする状況を指摘させて頂きました。

行政は税金で運営されているのですから、その概要を可能な限りオープンにすることで、議員は言うまでもなく、区民も目を光らせやすい環境を目指し、提言を続けていきたいと思います。