初心忘れる危機

情報公開

定例会2日目、一般質問が終了いたしました。
今回の質問通告はこちらでした。

昨日のブログで通告のファイルを貼り付けることを予告していましたが、実はその前に「通告は公開しない方がいいかな」と検討しておりました。

この間、情報を積極的に公開することについて各方面から色々な声を浴びせられていたせいか、感覚がおかしくなっていたようです。前定例会はどうだったかと振り返ったところ、平然とリンクを貼っていたので、心を入れ替えました。

当選した直後の志、感覚は絶対に忘れないようにしているつもりですが、議会の常識に染まりつつあったようで、非常にショックでした。同じような事は今後も起こり得るでしょう。その都度、初心を思い出せるよう常に心がけて参ります。

さて、昨日「他議員の質問にどうこう言わない」と書いたばかりですが、見事な(と西崎が思った)質問があったので、名前を伏せて紹介します。通告と並べるとすぐ分かってしまいますが…(^^;)

それは同じ新人の方の質問です。都区制度についての質問で、東京都から特別区に移管するとされた事務について、移管が停滞したままである状況をどう捉えているのか、区長に問う内容でした。再質問に対する答弁では、事務移管と区域再編を同時に考えることに対する区長の異議まで明確に述べられ、聞いていて非常に面白い議論でした。

地方分権でも地域主権でも呼び方はどうでもいいですが、区で出来ることは区に権限移譲すべきだ、というのが私の考え方です。しかし、こういう制度論は分かりづらく、選挙でもウケづらいんです。
にも関わらず、当選して初めての一般質問テーマの一つとして取り上げるのは、確固たる問題意識があるのだな、と感服いたしました。

それぞれ会派は違いますが、10名の新人同士が切磋琢磨して、様々な角度から行政に切り込んでいきたいですね。